チェンソーマン12話(最終回)
「日本刀VSチェンソー」
まず始めに今回の評価は………
星4.5です。構成面がやや不安でしたが完全に払拭されました。煙草の美しい演出に感嘆。
※総評も末尾に記載しておりますので是非最後までご覧下さい🙏
ゴーストを操る沢渡に苦戦し、殺されかける早川。
同じ頃、再びサムライソードと対峙するデンジは胸のスターターロープを引っ張り、チェンソーマンとなる。
そうしてチェンソーマンとサムライソードの最後の戦いが始まり――。
[感想]
勿論、今回の目玉でもあるチェンソーマン対サムライソードの戦闘シーンも素晴らしかったんですが、今回1番良かったところはなんといっても煙草の演出ですね。
"EasyRevenge(気軽に復讐を)"
流石は姫野先輩と言うべきか、今後のアキくんの行動を全て見透かしていました…。他界したあとでもアキくんの支えになってくれているのが尊いですね。※煙草の演出については感想の末尾に記載しております。
コベニちゃんが公安に残ったのももうすぐボーナスが出るからという生々しい動機なのがまた笑えます。
ゾンビの肉片を捕食する時のパワーの阿保っぽい表情も面白く、デンジが大きな声出すなよと言ったそばから「ワシの名はパワーーー!!!!!!」って豪快に宣戦布告するところ、前回の特訓の際、岸辺に頭を使えと教訓させられたにも関わらず、戦術なしで暴走するところがまたパワーらしいですね。本作の場合、こういう頭のネジがぶっ飛んだキャラクターに限って生き延びたりするのでパワーは今後も生きて奮闘してくれそうです。
彼女の言動にドン引きしながらエレベーターが閉じるところも面白かったですね。
そして遂にデンジとサムライソードが接触。
戸谷さんの「やってみろよバァ〜〜カ!!」のアフレコが今までで1番デンジらしさが出ていて滅茶苦茶良かったです❗️
その後の戦闘シーンも超作画アクションを披露していましたが、電車の屋根や車内で戦うところは「鬼滅の刃 無限列車編」を彷彿とさせますね。街並みの背景までもの凄く気合いが感じられ、緻密に描かれた漫画の決めコマに勝るとも劣らない出来栄えでした。
最後に劇場版クラスの作画を拝めたあとに金玉蹴り大会が開催されるという圧倒的緩急の付け方、これぞチェンソーマン‼︎と思わせてくれる展開でした。
姫野先輩に贈る最低のレクイエム、先輩も今頃天国で金玉蹴り大会を観戦していたら腹抱えて笑っているんだろうなぁとしみじみ感じます。
3人揃ってお買い物をする早川家がひたすら尊かったです…!
アイスを食べながら一緒に帰るところも本当に微笑ましくて、そこには幸せな情景が映っていました。こんな平和な日常がずっと続けばいいのに……。
一生のうち最後に吸うタバコの煙をあれだけ尺を伸ばして強調してきたところも良かったです。
前回に関しては無意味なアニオリ描写に違和感を覚えましたが、今回に至っては真逆ですね。最高のカウンターパンチをいただきました…!!
ラストシーンではEasy revengeの煙草をベランダで吸うシーンが実はアニオリで、復讐を終えた後で「Easy revenge(気軽に復讐を)」が消えていく演出が本当に美しかったです。
映画に寄せた演出、間のとり方、そして静と動の表現の仕方もお見事でした。
最終回に関しては原作では味わえないアニメならではの表現が今まで以上にふんだんに詰まっていて、かなり満足度が高いエピソードでした…!
制作に携わった皆様、本当にお疲れさまでした。
チェンソーマン/総評
脚本8/作画10/キャラクター9/音楽9/声優8
評価87.4pt/星3.9
PV時点での期待値は越えなかったものの大変素晴らしいものを観させていただきました。
脚本部分に多少の粗はありましたが、奇抜な展開の連続で終始退屈しない作劇に感服しました。続編はほぼ確実にくると思いますので、レゼ編のアニメ化心待ちにしております。
以上。
31日間無料なのでとてもおすすめです。
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[主な登場人物]
デンジ(cv.戸谷 菊之介)
本作の主人公。自称16歳。死別した父親の借金を返すべく「チェンソーの悪魔」であるポチタとともに非正規のデビルハンターとして働く少年。のちにポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの 『チェンソーマン』となる。
ポチタ(cv.井澤 詩織)
チェンソーの悪魔。デンジと契約をし、デンジの心臓となる。チェンソーを模した子犬のような見た目をしている。
マキマ(cv.楠木 ともり)
デンジの上司の女性。内閣官房長官直属のデビルハンターで、同僚や同業者からも畏怖される存在。
早川 アキ(cv.坂田 将吾)
デンジの3年先輩の男性。髪を後頭部の高い位置で結っている。
パワー(cv.ファイルーズ あい)
デンジのバディ。「血の魔人」。魔人としては比較的知能と理性があったためマキマに保護され、デビルハンターとしての訓練を受けている。
[INTRODUCTION(公式より引用)]
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす
少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、
裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、
デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの
『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
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