第3回目となる過去アニメ紹介。今回はアニメ放送開始10周年記念、「友情」の代名詞。「リトルバスターズ」の魅力を執筆しましたので是非、ご覧下さい♪
まず、始めに本作の評価は………
※1期と2期を分割して採点
•リトルバスターズ!(1期)
脚本 8/10pt
作画 9/10pt
キャラクター 9/10pt
音楽 9/10pt
声優 9/10pt
評価/86.5pt/星3.9
•リトルバスターズ!~Refrain~(2期)
脚本 10/10pt
作画 9/10pt
キャラクター 10/10pt
音楽 9/10pt
声優 9/10pt
評価/92.3pt/星4.2
1期も面白かったですが、Refrain(2期)から飛躍的に化けました…‼︎
[あらすじ]
あの、一番つらかった日々。ふさぎこんでいたぼくの前に4人が現れたんだ――。絶望の淵にいた少年、直枝理樹。そんな彼に手を差し伸べたのは、正義の味方「リトルバスターズ」のリーダーを名乗る棗恭介だった。それからはずっと、お祭り騒ぎのような日々。いつしか理樹の心の痛みも少しずつ癒されていった。――あれから数年。5人は同じ学校の寮で暮らし、相変わらずお祭り騒ぎの毎日は続いている。だが、恭介の就職活動が始まり、理樹は仲間たちがバラバラになることを心配していた。そんな時、いつだって何かしてくれるのが恭介だった。「野球チームを作る。チーム名は……リトルバスターズだ!」こうして始まった新たな仲間探し――リトルバスターズが青春の日々を駆け抜ける!
[感想]
「リトバスは友情」と世間で称されているくらい仲間の絆をテーマにした熱い作品です!
主要キャラクターは合計10キャラクター。全話を通して各キャラクターの掘り下げが非常に丁寧かつ魅力がしっかり引き出されています。
そして本作の憎いところはRefrain(2期)においては感動シーンに必ずと言っていいほど「Song for friends」という作中屈指で泣ける名曲を挿入歌として取り入れているところです。音楽と映像のマッチングも最上でひたすらに涙を誘います。
Refrain終盤は特に盛り上がりが最高潮に達し評価が爆上がりしました。
▪︎お気に入りのエピソード
•1期/第23話「あなたの大切なもののために」
クドルート回。作中で最もスケールの大きい難解な展開に始めは度肝を抜かれましたが、最終的に友情の尊さを再確認する美しいエピソードでした。
恭介
「平和な日常の裏には脆さが潜んでいる。
過酷な出来事も、決して遠い世界の
無関係な出来事じゃないんだよな」
理樹
「うん、悲惨な出来事が起きても
僕らにそれを変える力なんてない
それでも僕らが小さな歯車で一人一人繋がっていれば、
僅かな一歩でも前に進んでいけるような気がする」
この2人の会話が特にお気に入りです。何気に深い愛情で綴られた脚本に心打たれました。
•2期/第8話 「最強の証明」
真人ルート回。最強を証明する為に近寄った者をだれかれ構わず殴り飛ばす真人。恭介ほど強くはない理樹がその先に待っている辛い現実に負けないように彼も見守っていたんですよね。
理樹が自分を超えたことを喜びつつ、昔は恭介が成し遂げたことを今回は理樹がやり遂げたことに成長を感じてグッときました…
•2期/第9話 「親友の涙」
謙吾ルート回。リトルバスターズに誘う理樹達を拒み続ける謙吾ですが、実はこれらの言動は全て理樹たちを守る為にしていたことなんですよね…
理樹たちがこの世界の謎を知らないまま、辛い現実に直面させたくない想いでいた謙吾。
恭介「いつまでも、子供じゃないさ
人は成長する」
それでも恭介は2人を信じていた。辛い現実に直面しても前を向いて歩いていけると…
鈴「私も真剣だ
理樹もあれだけ本気で立ち向かったんだ
私も本気で戦う!」
一定数のアニメヒロインは主人公に守られ続けていますが、理樹と一緒に困難に立ち向かう鈴はヒロインとしてとても魅力的に映っていました。
8話に続き、謙吾が幼い頃に道場破りしにきた恭介の面影を理樹と重ねるシーンがまた彼が成長したことを実感させる素晴らしい演出でした。
そして必ず語らないといけないアニメ史に残る伝説回。
⭐︎ベストエピソード2期/第11話 「世界の終わり」
間違いなく歴代アニメ作品の中でも屈指の神回であり、全ての謎が解き明かされる超重要回でもあります。
虚しい結末になることを知りながらも最後まで周りの中心に立って明るく接していた真人が凄く魅力的に映っていました。
そして謙吾も外見こそ冷徹に見える彼だが実は皆んなと遊びたいという気持ちが誰よりも強く甘ちゃんなところにギャップを感じます。そんな彼が最期に泣き叫ぶシーンにはうるっとせざるを得ませんでした…
そして辛い現実に打ち勝つようになるまで成長する2人を陰でずっと見守っていた恭介。
芯の強い彼が号泣するシーンに全てをもっていかれました。
このシーンでは作中屈指の名曲。「遥か彼方」が挿入歌として取り入れられており、こちらの歌詞が11話のエピソードに凄くマッチしていて更に心揺さぶられます。
現実世界では一人でバスの燃料が引火しないように燃料漏れを自分の身を徹して仲間を守る勇敢な姿が本当に眩しかったです。彼が「Key総選挙(キャラクター人気投票)」で1位を獲るのも十分頷けますね。
感動、仲間の尊さ、そして恭介らの魅力がふんだんに詰まった至高のエピソードでした。
▪︎総括
如何でしたでしょうか。
個人的にRefrain(2期)単体の評価であれば、「CLANNAD AFTER STORY」に次いでKey作品内でNo.2の面白さでした。
友愛が詰まった素晴らしい作品なのでまだ視聴していない方は是非観てみてください♪
以上。
[主な登場人物]
直枝理樹(なおえ りき)
友達思いの主人公で貴重な常識人。
男女両方全方位から愛されすぎている。リトルバスターズの賑やかな活動が大好き。
棗鈴(なつめ りん)
恭介の妹で、初期リトルバスターズの紅一点。ねこ大好き。
同性の友達も作れないほどに人見知りが激しいが、メンバーに囲まれ強く成長していく。
棗恭介(なつめ きょうすけ)
頼れるみんなの年長リーダー。
兄貴分としてメンバーに慕われる一方で、お茶目で常識外れな思考で周囲を振り回す。
井ノ原真人(いのはら まさと)
寮内で理樹と相部屋で暮らす愛すべき馬鹿。本作の筋肉担当。
隙あらば筋トレに励む。脳筋の馬鹿で単純だがそれゆえ人一倍真っ直ぐに生きる。
宮沢謙吾(みやざわ けんご)
剣の道に生きる型破り超性能男児。
真人とは幼い頃から喧嘩続き。知的でクールを装うが、本当ははしゃぎ足りないお年頃。
神北小毬(かみきた こまり)
ふわふわしたうっかり屋の女の子。童話とお菓子大好き。
よく学校の屋上への窓をドライバーでこじ開けて侵入し昼休みを過ごしている。
三枝葉留佳(さいぐさ はるか)
マイペースで活発なトラブルメーカー。騒がしいこと大好き。
理樹たちとは別のクラスだが何故かよくクラスにいる。言動にいちいち脈絡がない。
能美クドリャフカ
日本びいきのロシア系クオーター。和風のもの大好き。
日本人より日本人っぽいという外見とのギャップに悩み外国っぽさを目指している。
来ヶ谷唯湖(くるがや ゆいこ)
洞察力が鋭く神出鬼没な姉御気質。可愛い女の子大好き。
圧倒的な頭の回転の速さ・予見能力・戦闘能力で『姉御』として慕われる。
西園美魚(にしぞの みお)
日陰で一人読書を嗜む物静かな少女。腐りかけのものも大好き。
真面目でいつも一生懸命。屋外では常に日傘を差している。
↑今後とも、アニメの感想や魅力等を発信していきますので宜しければTwitter(@hamache_ese)のフォロー、いいね等よろしくお願いいたします🙏
↑こちらのボタンも押していただけると創作活動の励みになりますm(_ _)m